転職する際、企業研究は欠かせません。
応募先企業の企業研究をしっかりしておかないと、「面接でうまく答えられなかった」「就職したけど、思っていた会社と違う」と、後悔することもあります。
企業研究の方法は、企業の公式ホームページを見たり、転職イベントの参加したりなどさまざま。
在職中の転職活動で、企業研究に充分な時間が割けない場合は「最低限必要な情報」を集めておきましょう。
この記事では、企業研究の目的や方法、最低限集めておきたい情報を紹介します。
選考前にしっかり企業研究をして、転職活動の成功をめざしましょう。
企業研究の目的とは!調べた情報で転職後の仕事をスムーズに
転職・就職活動の際、企業研究は具体的な目的を持って行うことが大切です。
目的を持って情報収集をすれば、それに応じた情報を取捨選択出来ます。
転職活動において企業研究をする目的は、主に次の3つです。
転職時の企業研究をする目的
・応募先企業の選択に役立てる
・書類選考や面接の通過率を上げる
・転職後スムーズに仕事をこなす
例えば、「転職後スムーズに仕事をこなす」ために情報を集めるなら、必要な情報は「仕事内容」や「企業の主力商品・サービス」など。
「採用時に重視されるポイント」を知っていても、仕事はスムーズに進みませんよね。
企業研究は「応募先の企業を決めるための情報収集」が主な目的だと思っていました。
それももちろんですが、一度社会人を経験している転職者の場合は『入社後に即戦力となる』と、考えられる点が、新卒の場合と違います。
なので、「仕事内容」や「主力商品」などを調べておくことは大切ですし、希望先の企業をしっかり理解しておけば、試験や面接対策になりますよ。
企業研究の方法を紹介!転職者向け情報だけでなく顧客向け情報も確認
転職先希望の企業の情報を集めるとき、企業の公式サイトや転職サイトの掲載されている情報を見ますよね。
企業研究の方法によって、得られる情報は違います。
企業が転職者向けに開示している情報はもちろん、顧客や株主に対して発信している情報もチェックしてみましょう。
さまざまな角度から企業情報を見ることで、より深く企業研究をすることができます。
企業研究の方法
・公式HPや会社資料をチェックする
・求人サイト・転職サイトを確認する
・業界新聞を読む
・SNSをチェックする
・IR情報をチェックする
・転職イベントに参加する
・転職エージェントを利用する
・口コミサイトを見る
それぞれの情報収集手段によって、どんな情報が得られるのか、詳しく見ていきましょう。
公式HPや会社資料をチェックする!企業研究の基本
企業の公式HPや会社資料を見ることで、次の様な情報を知ることが出来ます。
公式HPや会社資料から得られる主な情報
・企業理念
・経営方針
・会社概要
・採用情報
・取扱製品
・先輩社員の紹介やインタビュー
企業の公式HPや会社資料から情報を得ることは、企業研究の基本です。
多くの企業が公式HPに「企業理念」や「会社概要」などを掲載しており、実際に働いている人のインタビューを載せていることも。
また、面接時に「公式HPを見たかどうか」を問われる場合もありますから、必ずチェックしておきましょう。
公式HPや会社資料に掲載されている情報は、履歴書を作成する際の参考にも使えます。
「プレリリース」のチェックもおすすめです。
※プレリリースとは、企業が広報を目的として報道機関向けに「新しい事業」や「新しいサービス」などを告知・発表することです。
プレリリースは、公式HPのトップページなどに「新着情報」として掲載されていることが多いです。より、最新の情報を得ることが可能です。
求人サイトや転職サイトの情報を確認しよう
転職活動で求人をさがすとき、多くの人が「求人サイトや転職サイト」を確認しますよね。
求人・転職サイトから得られる情報は、次のとおりです。
求人・転職サイトから得られる情報
・仕事内容
・応募資格
・雇用形態
・勤務地
・勤務時間
・給与
・休日
・福利厚生
・会社概要
・選考方法
求人・転職サイトには、求職者向けの企業情報が掲載されています。
応募資格や交洋形態、給与などは、応募する際とくに気になるポイントですよね。
求人譲歩などから、いわゆる「ホワイト企業」と「ブラック企業」を見分けることも大切です。
ホワイト企業に転職したい!その特徴や見分け方、注意点を徹底解説
・求人サイト・転職サイトを確認する
・業界新聞を読む
・SNSをチェックする
・IR情報をチェックする
・転職イベントに参加する
・転職エージェントを利用する
・口コミサイトを見る
おススメの転職サイトや、それぞれの特徴についてはこちらの記事で紹介しています。
転職希望業界の専門的な情報を入手するなら業界新聞を読もう!
業界新聞を読めば、転職したい業界の専門的な情報を入手することができます。
「業界新聞」とは?
業界新聞とは、一般的に読まれている新聞よりも、特定の業界についてさらに詳しく取材した情報が掲載されています。
例えば、転職したい業界が決まっていれば、業界新聞でより詳しく企業研究をすればいいのですね。
また、転職フェアへ参加することもおすすめできます。
転職イベントに参加!企業の採用担当者から直接情報を入手する
「転職フェア」などのイベントが行われている場合、企業の採用担当者から直接電話を聞くことができます。
希望する企業のブースがあれば、自分自身で知りたいと思った事を聞くことができます。
企業研究には大変便利です。
転職エージェントを利用!キャリアアドバイザーから情報収集する
転職エージェントを利用すると、キャリアアドバイザーから次のような情報を聞くことができます。
転職エージェントの利用で入手できる主な情報
・社風
・企業の成長性
・職場の雰囲気
・採用の際に重視されるポイント
転職エージェントは、転職希望者と企業の仲介役。キャリアアドバイザーから「企業が求めている人物像」などを、教えてもらえるケースもあります。
また、転職エージェントを利用することで、一般的な求人だけではなく、「非公開求人」に応募できることも。
企業研究はもちろん、転職活動の幅を広げるためにも転職エージェントはおススメです。
転職エージェントの使い方や、活用方法については、次の記事で紹介しています。
転職活動成功のために、企業研究は必ずやっておくべき!
この記事では企業研究の目的や方法、最低限集めておきたい情報などを紹介しました。
転職活動中の企業研究は、応募先企業を選択するためだけではなく、面接や就職時に後悔しないためにも、必ずやっておくべきです。
企業研究の方法は、さまざま。求職者向けの情報ではなく、一般の人や投資家に向けた情報を見てみるのもおススメです。
在職中で企業研究の時間を十分に取れない場合、最低限の情報だけでも調べておきましょう。調べた情報をノートにまとめて、いつでも見返すことができますよ。
転職時に後悔しないためにも、企業研究をしっかりして、転職活動を成功させましょう。