今後の将来性で仕事を選ぶなら看護師がおすすめな理由①

看護師

みなさんが職業を選ぶ時には、何を基準にして選びますか?

将来性?給料?やりがい?夢?

人によってさまざまだと思いますが、ここでは今後の将来性で仕事を選ぶなら、看護師をお勧めする理由を書いていきます。

看護師の将来性があるといえる理由

それでは看護師の将来性はなぜあると言えるのでしょうか。

そこには日本の人口動向はもちろん、その他にも様々な要因があります。

ここでは看護師の将来性がある理由についてご紹介していきます。

高齢者の数が今後増え続ける

現在、日本では高齢者の数が非常に多いことはみなさんもご存じだと思います。

人口動態統計によりますと、2055年には75歳以上の人口が全体の25%を超えることになるそうです。

後期高齢者の75歳以上になりますと、なにかしら看護や介護が必要な方が急増してきます。

そういった方が看護を求める傾向があります。

職業の将来性を考える時に大切なのは「顧客がどれだけいるのか」 ということが重要なポイントです。

顧客がいなければサービスの提供できません。顧客が今後減少していくのであれば、それは将来性がない業界であると言えます。

そういった点を考えると看護師は顧客が増え続ける業界であり、高齢社会の日本には看護師は欠かせない職ではないでしょうか。

私は、平日の昼間に病院へ行くと、その大半が高齢者であります。

また、次々とデイケアや老人介護施設、特別老人ホームが開設されています。そういった現状を見ると、看護師のニーズは非常に高いと肌で実感しています。

また、医療の発達はますます進んでいくと考えられます。

それによって今後は、高齢者の寿命が延びることが予想されます。

国は健康寿命を延ばそうとしていますが、健康寿命が延びる以上に通常の寿命も延びていく可能性が高いといえます。

例えば、寝たきりになったとしても10年以上生きることが出来るなど、寿命が延びることによってますます看護師のニーズは高まるかと思われます。

AIに取られるような職種ではない

AIは様々な職種の代替えとして社会で活躍しています。

現在でも非常に多くの職種がAIに変わり、コンピューターが人に代わって様々な現場で活躍をしており、今後もますます普及していくと考えられます。

そういった状況になると、人の雇用が減少し、今まであった仕事がなくなってしまうのです。

コンビニやスーパーでは無人のレジができて、そこで働く人の数は昔に比べて明らかに少なくなっています。

やはりそういった業種は AI が代わりに行ってくれますので、働く人の将来性としてはあまりないと言えます。

ニュースでは、今後様々な職種が減っていくと言われており、 行政書士、税理士、会計士などの非常に高度な専門職でさえも、既にAIに仕事の大半を奪われていることも報じられています。

そういった点で見ると看護師の仕事はAIに取って代わるような仕事なのでしょうか。

将来ロボットの性能が良くなると、看護・介護ロボットというものが出現するでしょう。

そのようになると、看護師の代わりに移乗介助をしてくれる、車椅子を押してくれる、場合によっては排泄介助してくれる可能性はあります。

しかしそれだけの仕事をAIに奪われたとしても、決して看護師はなくなるようなことはありません。

看護師の仕事は自立支援です。

高齢者が自立できるように様々な配慮をして、生活の支援をしていきます。

そのためには高齢者の今までの生活歴や、ニーズ、思いなどをきちんと把握しておく必要があります。

そういったことを把握していくためにはやはりコミュニケーションが大切になります。

コミュニケーションは決してAIだけでは出来るような仕事ではありません。

ただ単に、排泄介助をしていればいい、食事介助をしていればいい、入浴介助をしていればいいといった単純な話ではなく、人と人との関わりがありますのでAIに看護師の仕事を全て取られるということはないのです。

看護師の数が足りないと言われている

高齢者の数に対して看護師の数は少ないと言われています。

そのため国は看護師の他業界への流出を防ぐべく、診療報酬などの底上げを実施しています。

看護師の給料をあげることによって、離職率を減らし介護業界全体の人数を確保するという目的があります。

成り手が少なければそれだけ需要が高くなり、看護師を持っていれば就職にはまず困らないという現象が起きています。

また、国としては今後もさらに処遇改善加算を増やす可能性が高く、看護師はますます求められる職種になるでしょう。

高齢者が減った場合の将来性

看護師の現在の将来性はあると言えますが、その将来性はずっと続くものなのでしょうか。

ひとつ心配していることとしては、高齢者の数が減った時です。

現在は高齢者の数が非常に多く、その数も今後増加していくことが確実視されています。

しかし、増加した高齢者もいずれはお亡くなりになります。

そうなった場合高齢者の数は減り、看護師の需要は少なくなってしまうのではないでしょうか。

非常に長期間に見ると看護師の将来性はあまり良くないかもしれません。

詳しくみていきましょう。

高齢者だけを相手にするわけではない

医療・福祉施設で働く看護師は高齢者を相手に介護をしていますが、実は看護師が介護をする相手は高齢者だけではありません。

看護師=医療・福祉=高齢者だと思いがちですが、看護師は障害者や障害児を対象にケアをしています。

主に体の不自由な身体障害者を対象に看護提供していくことになります。

高齢者だけを見るとある時期から高齢者減っていきますので、将来性に不安を感じることもあるかと思いますが、障がい者を含めてみるとそのようなことはありません。

将来外国人の高齢者が増加する可能性も考えられる

日本は今後人口が減りますが、世界的にみると人口は増加する傾向があります。

日本人が仕事を退職して老後を海外で過ごすことも多いですが、それが今度は外国人が老後日本にやってくる可能性も十分考えられます。

現に高所得の外国人高齢者を受け入れている有料老人ホームなども出てきており、そういう流れになる可能性は高いといえます。

そうすると、たとえ日本の高齢者が減少したとしても外国人の高齢者が増加してきますので、看護師の仕事は安定してあるのではないでしょうか。

社会から求められる看護師になれば将来性がある

看護師の将来性はあるといいましたが、いくらニーズがあったとしても社会から求められる看護師にならないことには、看護師としての将来性があることを十分に生かし切ることは出来ません。

ニーズが高い今から準備をしておき、将来看護師のニーズが減ったとしても社会から求められる看護ケアになるためにはどのようなことをしておけば良いのでしょうか?

様々なニーズに対応できる経験を積んでおく

看護師として求められる人物になるためには、やはり様々な経験をしておくことをおススメします。

例えば、病院で長年経験を積むのも良いですが、それだけをしていると病院でしか働くことは出来ません。

例えば、訪問介護やデイサービスなどの経験がありますと、仕事の幅が広がりますし、訪問介護やデイサービスのニーズが増えた際に転職も容易にできるでしょう。

専門職として一つのところで長年働くことは、柔軟性がなくなりある意味危険であるといえます。

サービスの種類が変われば看護師の役割も様々ですので、出来るだけいろんな経験をしておくのも良いといえます。

また、看護師以外でもケアマネジャーや社会福祉士や、福祉用具専門相談員などの資格を取得しておくのも良いですね。

資格を持っているということは一定の知識があるということの証明になりますので、仕事の幅は広がると思います。

世の中の流れを見て、時代に合った看護師を目指す

世の中がどう動いているのかを把握しておくことは、看護師の将来性を広げるために必要なことです。

例えば、現在業界の流れとしては、増幅する保険料に対して高齢者の自己負担が増加してきています。

そのため、高齢者が支払う金額が増加してきているのです。

金額が増加してきているということは求められるサービスも高くなってきている傾向があります。

こういった動向を見ていると、現在国はどのような方向に向かっているのか、看護師はどのような方向に向かっているのかが分かりますので、それに見合った勉強をする、研修を受けるなど努力する方向性が見えてきます。

私は時々本屋に行き、看護についての雑誌を購入しています。

参考書よりも世の中の動きが分かりやすく載っていますので、雑誌を購入して把握するようにしています。

看護師の将来性があるというのが分かるかと思います。

高齢者は増え続けていきますしAIにとって変わるような仕事ではありません。

高齢者が減っていったとしても障害者を対象にした理外国人高齢者が増加する可能性もあります。

看護師として将来的に求められる人材になるには様々な経験をしつつ、世の中の動向をチェックして時代に合った看護師になれるようにしておきましょう。

まとめ

看護師の将来性を考えると、10年20年後もまだまだ将来性はあるといえます。ま

た、高齢者人口が少なくなったとしても障害者や外国人などに目を向けると仕事はあります。

看護師として将来的にも社会から求められるように、様々な経験をする、社会の動向をチェックするなどをおススメします。

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