職業を選ぶ際に将来性がある仕事を基準に職業を選択するということはよくあります。
将来性という観点で見ると「資格を取ること」「その資格を使う仕事」の将来性は他の仕事や職種に比べて、非常に高いと言えます。
私も10年間資格を活かして働いてきました。
資格を取って働くことのメリットについて考えてみました。
資格を持つことによるメリットは?
- 専門性を持って働くことが出来る
- 不況、不景気に大変強い
- 仕事に困ることがほとんどない
- 結婚後ふたたび復職できる
- 転勤や引っ越し後も全国各地で働くことが可能
- 勉強したことを日常生活で活かすことが出来る
色々な要因を含めて考えても、資格の仕事は将来性があり、今から資格取得を目指すのはとても良い選択だと思います。
こちらの記事では、「保育士の資格を取る」ことのメリットをご紹介します。
保育士資格を取ることの将来性があるといえる理由
それではなぜ「資格のお仕事に将来性がある」と言えるのでしょうか。そこには日本の人口動向はもちろん、その他にも様々な要因があります。
ここでは資格を持つことへの将来性がある理由についてご紹介していきます。
保育士が社会的に必要な理由
職業の将来性を考える時に大切なのは「顧客がどれだけいるのか」 ということが大切です。
現時点でも、共働きの家庭は多く、今後も減ることは考えられない状況です。
顧客がいなければサービスの提供できませんし、顧客が今後減少していくのであれば将来性はない業界であると言えます。
そういった点を考えると専門職は顧客が増え続ける業界であり、現在の日本には、専門職は欠かせない職ではないでしょうか。
保育士はAIに取られるような職種ではない
AIは様々な職種の代替えとして社会で活躍しています。
現在でも非常に多くの職種がAIに変わり、コンピューターが人に代わって様々な現場で活躍をしています。
そういった状況になると、人の雇用が減少し、今まであった仕事がなくなってしまうのです。
コンビニやスーパーでは無人のレジができて、そこで働く人の数は昔に比べて明らかに少なくなっています。
やはりそういった業種は AI が代わりに行ってくれますので、働く人の将来性としてはあまりないと言えます。
ニュースでは、今後様々な職種が減っていくと言われており、 行政書士、税理士、会計士などの非常に高度な専門職でさえも、既にAIに仕事の大半を奪われていることも報じられています。
そういった点で見ると保育士の仕事はAIに取って代わるような仕事なのでしょうか。
将来ロボットの性能が良くなると保育ロボットというものが出現する可能性はあります。
そのようになると、保育士の代わりに保育をしてくれる、子どものお世話を押してくれる、場合によってはおむつを替えてくれる可能性はあります。
ただ、この状態になるのはかなりハードルが高いと考えられます・・
しかし、それだけの仕事をAIに奪われたとしても、決して専門的な職はなくなるようなことはありません。
保育士の仕事は自立支援です。幼児が自立できるように様々な配慮をして、生活の支援をしていきます。
そういったことを把握していくためには、やはりコミュニケーションが大切になります。
コミュニケーションは決してAIだけでは出来るような仕事ではありません。
ただ単に、お世話をしていればいい、ピアノを人間の代わりにひけばばいい・・
といった単純な話ではなく、人と人との関わりがありますので、AIに全ての仕事を全て取られるということはないのです。
保育士の数が足りないと言われている
例えば、全国的に保育士の数は少ないと言われています。
そのため国は、保育士の他業界への流出を防ぐべく、給料の底上げを実施しています。
保育士の給料をあげることによって、離職率を減らし介護業界全体の人数を確保するという目的があります。
国としては今後もさらに待遇の改善を行っていく可能性が高く、保育士はますます求められる職種になるでしょう。
子どもが減った場合の将来性
専門職の現在の将来性はあると言えますが、その将来性はずっと続くものなのでしょうか。
ここで心配なのは、こどもの数が減った時です。
現在は高齢者の数が非常に多く、その数も今後増加していくことが確実視されています。
しかし、残念ながら子どもの数は減少傾向です。
非常に長期間に見ると保育士の将来性はあまり良くないかもしれません。詳しくみていきましょう。
子どもだけが相手ではない
例えば、保育園で働く保育士は幼児を相手に介護をしていますが、実は保育士が保育をする相手は幼児だけではありません。
乳児や学童の通う子供を対象にしている職場もあります。
子どもの数だけを見ると、ある時期から減っていきますので、将来性に不安を感じることもあるかと思いますが、幼児以外を含めてみるとそのようなことはありません。
将来外国人のこどもが増加する可能性もある
日本は今後人口が減りますが、世界的にみると人口は増加する傾向があります。
日本人が仕事を退職して老後を海外で過ごすことも多いですが、それが今度は外国人が老後日本にやってくる可能性も十分考えられます。
現に外国人が移住してきている傾向があり、今後もそういう流れになる可能性は高いといえます。
そうすると、たとえ日本のこどもたちが減少したとしても外国人のこどもたちが増加してきますので、保育士の仕事は安定しているのではないでしょうか。
保育士試験の受験資格と保育士に求められる能力
保育士になるには「保育士養成課程のある学校を卒業する」「保育士試験に合格する」という2つの方法があります。
保育士試験の受験資格:学校卒業または実務経験で条件を満たす必要がある
保育士試験には、次のような受験資格があります。
- 大学卒業
- 大学在学2年以上・62単位修得見込
- 大学中退で2年以上在学・62単位修得済
- 短大を卒業または年度内に卒業見込
- 専門学校を卒業または年度内に卒業見込
- 児童福祉施設に2年以上・2880時間以上勤務
- 該当する施設に5年以上・7200時間以上勤務
- 平成3年3月31日以前に高校を卒業
- 平成8年3月31日に以前に高校保育科を卒業
経験があれば、専門学校などを卒業していなくても保育士試験を受けることができます。
しかし、働く施設によっては受験資格に満たないと判断される場合もありますので、事前にしっかり確認しておきましょう。
まとめ
保育士の将来性を考えると、10年20年後もまだまだ将来性はあるといえます。
不況、不景気にも大変強い仕事のひとつです。
また、こどもが少なくなったとしても、外国人などに目を向けると仕事はまだまだあります。
保育士として将来的にも社会から求められるように、様々な経験をする、社会の動向をチェックするなどをおススメします。
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