就活の学生はもちろん、３０代、４０代になっても「自分のやりたい仕事が何か分からない」と、思っている人は意外と多いです。
本当に自分のやりたい仕事を見つけるためには、自分の気持ちを見つめ直して正しい考えを持つことが大切。
今後は、人生１００年が当たり前の時代になります。３０代、４０代でキャリアプランを再構築することは、珍しいことではありません。
当記事では、「やりたい仕事が見つからない人の特徴」や、「年代別にやりたい仕事を見つけるためのヒント」を紹介していきます。
自分のやりたい仕事を見つけたい２０代、３０代、４０代の人は、ぜひ参考にして下さい。
やりたい仕事が見つからない人・分からない人の特徴をチェック
「やりたい仕事が見つからない」と思っている人には、次の様な特徴があります。
「やりたい仕事がない」と、思っている人の特徴
・自分のことをよく知らない
・将来に大きな不安を感じている
・回りの目を気にしすぎている
・とにかく今の仕事がいやだ
それぞれの特徴について、見ていきましょう。
【やりたい仕事がない原因その１】自分自身を理解していない
自分自身のことは「理解しているつもりでも、本当はよく分かっていない」という人は多いです。
就職や転職活動で、もっとも大切なのは、「自分を知る」ということ。
長所や短所、働くうえで大切に思っていることなど、自分の性格や価値観を理解できていない人は、やりたい仕事も見つけにくくなります。
ノートやメモ腸に「自分の性格」「好きなこと」「昔憧れていた職業」など、自身について思い当たることをどんどん書き出してみて下さい。
「細かい作業が好き」「人の話を聞くのが好き」「動物が好き」など、自分の傾向を分析すれば、やりたい仕事や向いている仕事が自然と見えてくるはずです。
また、「他力に自信がない」「人にペースを合わせるのが苦手」など、自分の長所にフォーカスを当てて、やりたい仕事を考えてみるのもおすすめ。
次の記事を参考に、自分にとって負担の少ない仕事を探してみて下さい。
「楽な仕事がしたい」人のための１９選！自分に合った仕事をしよう
【やりたい仕事がない原因その２】将来が不安で決められない
結婚や出産、親の介護など、今後起こり得る環境の変化を気にしすぎると、自分のやりたい仕事が分からなくなってしまいます。
せっかく、「やりがいのある仕事」を見つけても、その仕事に就けるチャンスを逃してしまう可能性も。
自分の将来ばかりに気を取られている人は、一旦将来のことは置いて「自分が本当にやりた」と、思うことを考えてみましょう。
また、「土日休み」「年収○○万」「実家から通いやすい場所」など、自分の中で決めつけていた条件が本当に重要なのかどうか、見つめ直すことも大切です。
条件を１つ外すだけでも、業界・職種の選択肢が一気に広がりますよ。
【やりたい仕事がない原因その３】回りの目や意見がとても気になる
回りの人から「かっこいい」「羨ましい」と、思われる仕事がしたいなどと、他人の目ばかりを気にしている人は、自分のやりたい仕事がなかなか見つかりません。
また、「この仕事向いていないんじゃないの？」と、誰かに自分を否定されるのが怖くて、自分のやりたい仕事から遠ざかってしまうのも、非常にもったいないです。
他人の意見に耳を傾けることは大切ですが、人の意見に全て流されてしまうと、本当の自分が見えなくなってしまいます。
人にどう思われるかよりも、「自分はどうしたいのか？」を、基準に考えることが大切です。
【やりたい仕事がない原因その４】とにかく今の仕事が嫌だ
「とにかく今の仕事がいやだから」という理由で、やりたい仕事をやみくもに探している人は要注意。
たとえ次の仕事が見つかったとしても、また同じような問題に直面して、無意味な転職を繰り返す恐れがあります。
やりたい仕事を探すよりも、まず「今の辛い状況を改善できないかどうか」を考えることが大切です。
「人間関係」「労働環境」「待遇」など、仕事が嫌な理由を追究して、それぞれの問題を解決できるかどうか、じっくり考えてみましょう。
「仕事を辞めたい」「仕事をしたくない」ときの解決法は、次の記事を参考にして下さい。
「やりたいことがない」という２０代に知ってほしいこと
人生経験の少ない２０代にとって、自分が本当にやりたい仕事を見つけることは難しいです。
また、社会に出て間もない仕事を見つけることも難しいです。
社会に出て間もない２０代前半の場合、「どのような業界や職種があるのか」よく分かっていないという人も、多いでしょう。
２０代のうちは、３０代・４０代になって、「この仕事についておけばよかった」などと、後悔しないためにも、さまざまな業界・職種を知ることが大切です。
次の記事では「成長が期待できる業界」「年収が高い業界」など、状況別におすすめしたい業界を紹介しています。
女性の場合は、２０代のうちから結婚や出産を考慮して、働く会社を決めた方がよいのでしょうか？
結婚や出産などのライフイベントを目前に控えている人なら、２０代でもワークライフバランスを考慮でぃたほうが良いですね。
結婚後にも、仕事を辞めようかどうか悩んでいる人は、次の記事も参考にして下さい。
「やりたい仕事がない」という３０代に知ってほしいこと
３０代になると、周りの環境が大きく変化するとともに、今後の人生について深く考える機会が多くなります。
転職についても、何も恐れずの挑戦できた２０代と違って、あれやこれと現実的に考えてしまう人は多いのではないでしょうか。
しかし「もう３０歳を過ぎたから・・・」と、自分のよりたい仕事を諦めてしまうのは、非常にもったいないです。
３０代でも未経験職種への転職は可能なんでしょうか？
これまでの経験やキャリアをアピールすれば、３０代でも未経験職種へ転職できる可能性は十分にありますよ。
次の記事では３０代未経験で転職に成功するポイントを紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。
３０代では、ある程度仕事の経験を積んだ人が多い為「指導力」「即戦力」など、２０代とは異なる強みをもっています。
本当にやりたい仕事を見つけることは、３０代からでもまったく、遅くはありません。
４０代・５０代になってから後悔しないためにも、５年後、１０年後の自分を見据えて、長期的な視点でやりたい仕事を見つけていきましょう。
「今の仕事が」自分に向いていない、と、感じている人は、次の記事を参考にして下さい。
「やりたい仕事がない」という４０代に知ってほしいこと
日本では少子高齢化がどんどん進んでおり、近頃は「人生１００年時代」とまで言われるようになりました。
転職市場においても、若手の人材確保が難しく、４０代以上の転職率は年々増加傾向にあります。
「転職は３５歳まで」という話は、もう過去のもの。
たとえ４０代でも、転職してキャリアプランを再構築することは珍しくありません。
ただ、４０代になってくると、働く環境や住居、生活習慣などがほぼ定まってくるので、そういった日常の変化を恐れる傾向があります。
そのため「やりたい仕事」「転職」を考えるときに、「年収」「勤務形態」などの条件を無条件に絞り込みすぎてしまうのです。
仕事の条件を細かく絞り込むと、当然求人数は少なくなり、その結果「やりたい仕事が見つからない」という結論にいたってしまうことも。
本当にやりたい仕事をみつけたいのであれば、お金や時間の制限をなくした上で、「自分のやりたいこと」「好きなこと」を追究していくことが大切です。
また、「どのような人になりたいのか」理想の自分像を思い描くことで、やりたい仕事が見えてくることもありますよ。
４０代の転職事情については、こちらの記事を参考にして下さい。
また、次の記事では「４０代女性が転職で気をつけたいこと」や「４０代、５０代におすすめの転職サイト」を紹介していきます。
こちらもぜひ参考にして下さい。
また、転職エージェントに相談するのも、悩みを解決する手段のひとつです。
転職のプロに意見を聞いてみましょう。
こちらの記事では、おすすめの転職エージェントをいくつか紹介しています。
転職エージェントとは？転職サイトとの違いとメリット・デメリット
「やりたい仕事がないから」と、最後まで転職を諦めないで！
やりたい仕事を見つけるためには、自分自身を客観的に見て、自分が本当にやりたいことを正しい考え方で追及していくことが大切です。
実は、意外なところに、自分のやりたかった仕事のヒントが転がっているかもしれません。
転職成功率の高い２０代は、さまざまな業種・職種を知ることで、やりたい仕事の選択肢を増やすことが可能。
３０代・４０代の人は、絶対に譲れない条件を外すだけでも、転職先の選択肢がぐんと広がります。
当記事で紹介した「やりたい仕事が無い人の特徴」や「年代別の転職成功術」を参考にして、自分の考えをいま一度、見直してみましょう。
