仕事を辞めたいけど言えない!理由別の対処法や円満退社のコツを紹介

円満退職するために

今の仕事を辞めたいと思っていても、中々会社には言いだしづらいですよね。

配偶者や親など「家族に言えない」という人も多いでしょう。

職場の人間関係や家族の時間の問題など、「仕事を辞めたい」と言えない理由は人によってさまざまですが、何とか前に進みたいですよね。

「先に転職先を決めてしまう」「転職のメリットを説明して家族を納得させる」など、言えない理由に応じてベストな解決を目指しましょう。

この記事は、理由ごとの対処法や「仕事を辞めたい」と上手に伝えるコツを紹介します。

また「今の仕事を本当に辞めるべきなのか」や「いつ転職活動をするのか」など、退職する前に考えるべきことも紹介するので、参考にして下さい。

仕事を辞めたいけれど、言えない

仕事を辞めたいのに言えない理由は、人によって異なります。

辞めたいと言えない主な理由と、理由に応じた対処法を見て行きましょう。

多くの人が退職を言いだせないのは、主に次のような理由からです。

「仕事を辞めたい」と言えない理由

・職場が人手不足

・職場に人との関係を悪化したくない

・会社や上司に強引に引き止められる

・家族に反対される

人手不足で「仕事を辞めたい」と言えない場合は、転職先を先に決めるのも手

真面目な人、責任感の強い人ほど「自分が抜けると後が困る」と思ってしまい、なかなか退職意識を伝えられないですよね。

しかし、転職先への入社が決まれば、必然的に今の職場は退職しなくてはいけません。

「早く退職を伝えなければ」という状況に自分を追い込めますし、次の職場が決まっていると言えば上司も「それならば仕方がない」と了承してくれる可能性も。

そもそも、会社が人出不足であることはあなたの責任ではありません。

人手不足を解消する手立てを探すべきは会社の経営状況なのであって、あなたが1人で耐えたところで状況は変わりません。

それに、案外自分が居なくなっても、仕事は回っていくもの。

引き継ぎさえちゃんとしていければ、辞めることは無責任でもなんでも無いのです。

職場での人間関係が理由で、「仕事を辞めたい」と言いだせないときは

・退職や次の仕事について、自分からは話さない

・仕事は完ぺきにこなす

・充分に引き継ぎをおこなう

転職意思の有無にかかわらず、同僚が退職すると聞くと羨ましく感じたり、置いていかれるようで寂しい気持ちになります。

喜びや希望、解放感で胸がいっぱいだとしても、同僚に転職の話をしたり、退職を嬉しそうに話したりするのは厳禁です。

そして、退職が決まると一気に仕事に身が入らなくなってしまう人もいますが、辞めるまではきちんと仕事をこなしましょう。

特に、後任者への引き継ぎはしっかり行って下さい。

引き継ぎをしないと、後任の人などが社内だけでなく、クライアントなどにも迷惑がかかります。

転職後に前の会社から連絡が来るなんてことにもなりかねません。

引き継ぎは、無理のないスケジュールを組み。退職後も後の人が困らないように、作業マニュアルなどを作っておきましょう。

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強引な引き止めにあたっても退職は自由!「退職します」とはっきり伝えよう

退職を伝えてから、「今辞めてもらったら困る」「辞めるなんてもったいない」「他に行っても同じ」と、上司に引き止められても、真に受ける必要はありません。

そもそも、法律上は従業員側が退職の意思を伝えて14日を経過すれば、労働契約は終了するとされています。

引き止められたらいなくてはならない、なんていう決まりはないのです。

しつこい引き止めをされても退職はできる!状況ごとの対処法も紹介!

「これまでお世話になったから」と、義理を通すことを否定はしていませんが、退職を決めたなら自分の気持ちを大切にして、はっきりと伝えましょう。

しかし中には「どうしても上司が退職届を受け取ってくれない」という場合も。

上司から脅されて仕事を辞められない、という場合、誰かに相談することも選択肢に置いておきましょう。

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家族には「仕事を辞めたい理由」と「辞めた後のメリット」を説明

会社ではなく家族から「辞められたら困る」と言われることが間違いない場合や、すでに止められている場合、強引に辞めてはいけません。

家族との信頼関係が崩れてしまうことは、会社との信頼が崩れることよりも大きなダメージになります。

「なぜ仕事を辞めたいのか」「今どんな状況にいるのか」を説明し、理解・納得してもらうことが大切です。

職場での苦労などは家族に話しても分かってくれない、という場合は、「転職したらメリットがある」と、説得するのも1つの方法です。

「給与が上がる」「残業が減る」「家族と過ごす時間が増える」などのメリットがあるなら、家族も納得してくれやすいのではないしょうか。

仕事を辞めたい「でも言えない」という人に!3つのコツ

「仕事を辞めたい」と、上司に言い出すのはかなり勇気がいりますよね。

でも、すでに自分の中では結論が出ていて、遅かれ早かれ辞める日が来たら、思い切って伝えましょう。

仕事を辞めたいと伝えるときのコツ

・忙しい時期・時間帯を避け、周りの社員に悟られないように

・引き止められにくい退職理由を伝える

「仕事を辞めたい」と伝えるのに、繁忙期や忙しい時間帯、人が多い環境はNG

「仕事を辞めたい」と、上司に伝える時には、忙しい時期や時間帯を避けて下さい。

「後にしてくれ」と、話を聞いてもらえない可能性も。上司の時間が取りやすい、比較的忙しくない時期や落ち着いた時間帯を選びましょう。

「家庭の事情」や「自分のスキルアップ」を退職理由として伝える

退職理由をはっきり伝えないと、考えなおす余地があると見られ、引き止められる可能性が高くなります。

引き止めを防ぐには、家庭の事情や自分のスキルアップのためなど、「どうしようもない理由」や「前向きな理由」がおすすめです。

また、「給与が少ない」「やりたい仕事をやらせてもらえない」などど、会社の不満を言うのもおすすめです。

反感を買ったり、もしくは「昇進させるから」など、会社から引き止められることも。

会社に伝える退職理由は本心じゃない?辞めた人の本音と建前

会社に伝える退職理由

・一身上の都合

・家庭の事情

・結婚に伴う転居

・通勤時間が長く、キツイ

・精神的にキツイ

当たり障りのない理由が続いている印象ですね。

一方、「実際の退職理由」は、次のようなものでした。

実際の退職理由

・悪口の多い職場だった

・職場でいじめられていた

・上司が無能だった

・時間が不規則で仕事で体力的に無理だった

・社風が合わなかった

・会社に将来性を感じなかった

退職理由は退職時だけでなく、転職活動の面接でもよく聞かれます。

面接で、退職理由を尋ねられたら、前の会社を悪く言うことは避けましょう。

「ネガティブな理由」を「ポジティブな理由や表現」に言い換えることで、面接官に好印象を与えましょう。

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「仕事を辞めたい」でも言えないは迷っている可能性も?

「仕事を辞めたいんだけど、言えない」という場合、自分でも決心がついてなくて、退職や転職に不安や迷いがあるのではないでしょうか。

退職を決める前に、自分はどうしたいのかをじっくり考える時間を持つのもおすすめです。

あなたは、5年後、どうなっていたいですか?

今の会社で何をしているか、想像できますか?

まよっているということは、転職の目的が明確になっていない可能性も高いです。

それでは、転職先を間違えて、後悔する恐れも。

仕事を辞めたいと伝える前に「本当に辞めるべきか」を考えよう。

勢いで仕事を辞めて、「こんなはずじゃなかった」と、後悔しないように、今の会社を退職すべきか、もう一度考えてみることが大切です。

問題点を抱えていても、案外すんなり解決する可能性もあります。

仕事を辞める前に実践するべきこと

1、「仕事を辞めたい理由」を全て書き出す

2、辞めたい理由を解決できないか考える

3、転職後、自分がどうなりたいか考える

仕事を辞めたいと思う一番の理由はなんでしょう。

「人間関係」「待遇への不満」「仕事が楽しくない」など、転職したい理由を洗いだして下さい。

理由を洗い出したら、解決出来る問題ではないかどうか考えてみましょう。

どう考えても「問題を解決できそうにない」または、「それより前に身体や心が病みそう」という場合、転職を視野に入れましょう。

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退職を切り出す前に、転職活動を始めてみよう

「転職活動を在職中にするか転職後にするか」は、意見が分かれるところ。

しかし「仕事を辞めたい、でも言い出せない」という人には、退職を決める前から転職活動を始めることをおすすめします。

転職活動を始めると、たくさんの求人情報を見ることになりますね。いろんな企業の求人情報を見ているうちに、自分の経験やスキルに合う求人がどれくらいあるか、給与はどれくらいが相場か、といった自分「市場価値」が見えてきます。

こう見えて実は、今いる職場ってけっこう恵まれているんだな、と思えたり、実際に応募してみるとなかなか通らないことで現実を思い知らされたり。

もちろん、逆に、「うちよりも良い職場ばかり」「やっぱり今の状況がおかしいんだ」と、思えれば、転職を決意できるでしょう。

仕事を辞めたいけど言えない人は、思いきる前に一度見直しも

仕事を辞めたいと思っているけど、なかなか言えない、と言う人はたくさんいます。

退職の意思がかたむいているのであれば、後は心を決めるだけ。

他の人に気兼ねする必要はないので、自分の心に従いましょう。

ただし、「言えない」理由が迷いである可能性があるなら、もう一度じっくり考えてみるべきです。

転職の目的がはっきりしていなければ、転職しても不満が解消できない可能性は大。

本当に転職すべきか、考える必要があります。

分からないなら、在職のまま転職活動を始めるのも1つの手。

自分の市場価値や現状が見えてくることもあります。

退職を決めたら、「仕事を辞めたいと、言えない理由を解消しましょう。

できるだけ、早く上司に退職意思を伝え、円満な退職を目指して下さいね。

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