女ばかりの職場で無難に過ごすには?「あるある」な悩みと対処法

パワハラ・モラハラ

よく、「女ばかりの職場は怖い」と言いますよね。
「女の園」と華やかなイメージもありますが、それは表の顔。裏の顔はシビアです。

職場に男性がいないと、異性の目を意識しないためか遠慮がなくなり、感情がストレートに出てギスギスしてしまう傾向が。

この記事では、女性ばかりの職場にありがちな人間関係の問題やその原因、対処法を、筆者の経験を交えて解説していきます。
女性だらけの職場で無難に生きていくために気をつけておきたいポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

女ばかりの職場あるある5つ!あなたの職場はどうですか?

筆者も過去に、女性ばかりの職場で働いていたことがあります。
それまで男性の多い職場で働いていたため、入社当初は「雰囲気が華やか」「同性ばかりで気が楽」といったイメージでした。
しかしそのうち、次のような「女の職場あるある」を目の当たりにすることに。

女の職場あるある

■上司(女性)や「お局様」が怖い
■冷たくされたり、嫌がらせされたりする
■悪口を言われる
■無視される、仲間外れにされて孤立する

女性ばかりの職場で最初に驚いたのが、女性の上司や先輩たちの厳しさ。男性よりも感情的で、注意の口調もストレートできつく、「怖い」の一言でした。

また、理由がよくわからないまま特定の先輩に冷たくされたことも。

電話での問い合わせに答えられず、困ってとっさに尋ねたところ「マニュアル(すぐ頭に入るような情報量ではない)読んだ?」と冷たく返され答えてもらえなかったり、業務に支障のない、ミスとも言えないような些細なことで大げさに騒がれたり。

「入社したばかりなのになぜ?」「何か悪いことしたかな?」と不思議でした。
そしてどの女性も、男性の前ではそのような態度は見せません。
また、気づいたのは、どこでも誰かが誰かの悪口を言っていること。

特定の人に限らず、その場にいない人の悪口を言う、という状態でした。

「自分も何を言われているかわからないな」と心配になったものです。
「話が通じないから」と誰にも相手にされない先輩や、挨拶すらせず、いつも1人で行動している人もいました。

わかります!私もお局様たちに嫌われているっぽいんです。
こないだも、私だけ会議があることを教えてもらってなくて・・・。
こ、怖いんですね、女性ばかりの職場って。
男性の目がある職場では、異性への意識が抑止力となっているのだと思いますよ。
悪口や無視のターゲットになる人って、その人に何か問題や原因があるんでしょうか?
ターゲットになる人に問題があるとは限りません。
悪口や嫌がらせ、無視などには主に2つの感情によるものと考えられるんです。次の章で説明しますね。

女の職場によくある悪口・無視の理由は「嫉妬」や「見下し」

悪口や無視、嫌がらせなどの根本にあるのは、そのような行為をする人の「劣等感」や「対抗心」です。
劣等感や対抗心が強い人ほど、自分より後に職場など「自分のテリトリー」に入ってきた人を自分と比べます。
そのために、プライベートなことを根堀り葉掘り聞いたりすることも。
そして相手との上下関係を勝手に決め、極端に言うと次の2パターンの行動を取るのです。

・相手が自分より上だと見なした場合・・・嫉妬心からくる嫌がらせ・悪口
・相手を自分より下だと見なした場合・・・見下しからくる悪口、無視

悪口や嫌がらせのターゲットにされやすいのは、次のような人。

女の職場で嫉妬されやすい人の例

■若い
■仕事ができる
■学歴が高い
■上司や先輩社員に気に入られている
■彼氏がいる、婚約・結婚している
■いつもブランド品を身に着けている、見た目が華やか

いずれも本人の欠点ではなく、自分にないものを持っている、という理由で嫉妬の原因となりやすいもの。
嫉妬する側は、ささいな欠点や落ち度を見つけて周りの人と共有し、その人を悪く言うことで、自分の居場所を守っているのです。

「化粧が濃い」「異性関係が派手」など、事実でなかったり他人には関係がなかったりすることを、悪口のネタにされてしまうことも。

また、見下されてしまう人には、次のような特徴があります。

女の職場で見下されやすい人の例

■仕事ができない
■仕事をしない
■自分の仕事に集中し、周りに気を配らない
■話を合わせない
■挨拶をしない・マナーを知らない
■身なりに気をつかわない

仕事をすぐに覚えられずに同じことを何度も聞いたり、やるべき作業をしていなかったり、作業が遅かったりすると、「仕事ができない」というレッテルを貼られがちです。

周りに影響が及ぶと、「あの子のせいで自分の仕事が増えるのが我慢できない」「彼女とは関わりたくない」という人が出てきて、冷たくされたり無視されたりするように。

また、近くで誰かが困っていても気が付かなかったり、その場の雰囲気を壊すような発言をしてしまったりなど、「空気が読めない」ことも見下される原因となります。

いつも容姿に気を使っていたりブランド品をたくさん持っていたりする人は、嫉妬の対象になりやすいです。
しかし逆に、ファッションに無頓着だったり髪などの手入れをしなかったりして、身なりに気をつかわなすぎるのも、見下される原因となってしまいます。

じょ、女性ってめんどくさい、あ、いや、繊細なんですねー。
僕は男でよかったです。
女性が多い職場だと、男性でも見下される可能性は高いわよ。
自分が無視や悪口のターゲットになってしまったら、どうしたらいいんですか?
では、次の章で対処法を紹介しますね。

女の職場、悪口や嫌がらせ・無視に対してどう対処すべき?

女性ばかりの職場で嫌がらせや無視などのターゲットにされてしまった場合は、次のような対処がおすすめです。

女の職場にありがちな嫌がらせなどへの対処法

◎何を言われてもされても気にせず受け流し、淡々と業務をこなす
◎「ボス」以外で、味方がいないか探してみる
◎最終手段は「環境を変える=転職する」
それぞれ詳しく見ていきましょう。

「受け流す」のが最善の対処法!相手は所詮「嫉妬」や「劣等感」のかたまり

前の章でお伝えしたように、女の職場によくある嫌がらせや悪口などは、密かに劣等感の強い人がやりがちな行為。
自分をよく見せるために他人を陥れようとする人と、まともに向き合う必要はありません。

「また言ってる」と冷静に見たり「無視無視」と心に言い聞かせたりして、受け流すようにしましょう。

悪意を感じることをされても、何も気づいていないような素振りで、「そうだったんですねー」「わかりました」「ありがとうございます」など、愛想よく返すのがおすすめです。

でも、やられっぱなしは悔しいです!
「仕返ししよう」なんて考えてはいけませんよ。自分まで、相手と同じレベルに成り下がってしまいます。

正論で向き合っても、嫉妬や劣等感、見下しの感情で動く相手には通じない可能性大。

対抗姿勢を見せればさらに相手の反感を買い、敵対心が強くなるだけです。

逆に、おどおどした態度は相手をつけあがらせたり、余計にイライラさせることに。
たとえ泣いてしまっても、相手が同情したり反省したりするとは考えにくいです。

なすべき仕事をきちんとして、社会人としてのマナーや気配りを身につけているなら、他人にとやかく言われる筋合いはありません。
堂々としていましょう。

ただし、自分にも落ち度がなかったかどうか、振り返ってみることも大切ですよ。
もしかしたら、原因は自分にもあるかもしれないんです。
落ち度って?
仕事でミスをして迷惑をかけたのに謝らなかったり、何かをしてもらったのにお礼も言わなかったり。
確かに、自分の非を認めない人っていますよね。
私はそんなことないと思いますけど・・・。
自覚はなくても、相手を傷つけたり気分を害したりする可能性はあります。
礼儀や謙虚さは忘れず、自分が間違っていたら素直に認めてくださいね。

また、仕事で周りに迷惑をかけているのであれば、自分が努力して変わることも必要です。
何度も同じことを聞かなくて済むようにメモを取る、周りに追いついていなければ家で勉強するなど、仕事には真面目に取り組みましょう。

他人を変えることは難しいですが、自分は心がけ次第で変われます。

ボスさえいなければ仲よくなれるかも?味方になりそうな人を探しましょう

「女の職場は怖い」と言っても、すべての女性が嫉妬心から嫌がらせしたり、他人を見下しているわけではありませんよね。
ほとんどの場合、悪口や嫌がらせなどには「ボス」的存在の人が1人か2人います。

そしてその「ボス」は、「共通の敵」を作ることで自分の居場所を確保しようとするのです。
周りの人に共感を求めて巻き込み、職場の雰囲気を悪くしてしまいます。

他人を見下したり悪口や愚痴ばかり言ったりする人との付き合いに、本音ではうんざりしている人も多いもの。

本当は優しそうな人、気が合いそうな人、味方になってくれそうな人はいませんか?

仕事をきちんとこなしていれば、あなたのことをちゃんと見てくれている人がいるかもしれません。いろんな人と会話して、そういう人を見つけましょう。
悩みを打ち明け、相手にも心を開いてもらえれば、状況が好転する可能性があります。

自分をわかってくれる味方が1人いるだけでも、職場での居心地は全く違ってきますよね。
ただし、打ち明ける相手はよく見て選んでください。
「こんなことを言われた」と告げ口されて、逆効果になるおそれもあります。

女の職場は小さな世界!職場を変われば、世界が変わるかも

先にも述べたとおり、女性ばかりの職場で辛い思いをしていたとしても、それはその職場というとても小さな世界の中でのこと。
とは言え、人から避けられたり冷たくされたりすると、誰だって傷つきます。
「気にしないように」「受け流すのが1番」と言われても、簡単ではないですよね。

過度なストレスで体調や心が壊れてしまう前に、転職を考えるのも1つの方法です。

女性ばかりの職場の場合、嫌がらせや無視などの状況を上司に相談しても、解決は難しいもの。

特に上司が男性の場合、女性の心理がわからず、「関わりたくない」という気持ちから、やんわりと逃げられてしまう可能性が。
相手に注意してもらえたとしても、逆にこっちが悪者にされたり、上司も理屈で言い負かされたりしがちです。

受け流すのも限界だと思ったら、思い切って転職し、環境を変えることも視野に入れてみてください。

でも、そんな人たちのために私が仕事を失うなんておかしくないですか!?
気持ちはよくわかります。でも、体を壊してしまったら、それこそもったいないですよ。
がんばりすぎないようにしてください。

女性ばかりの職場でターゲットにならないための10カ条

では最後に、女性ばかりの職場で悪口や嫌がらせのターゲットにされず、平穏に過ごすためのポイントを10個、紹介します。

女の職場で無難に過ごすための10カ条

◎人の悪口を言ったり、同調したりしない
◎愚痴やネガティブなことばかりを言わない
◎自慢話は控え、謙虚な姿勢でいる
◎人が羨むような物を会社に身に着けていかない
◎身なりを清潔にし、服装はTPOを意識する
◎挨拶などのコミュニケーションをちゃんと取る
◎仕事には真面目に取り組む
◎自分のことだけでなく、周りの人の仕事にも気を配る
◎相手に期待しない、他人を変えようとしない
◎同僚とは仕事の関係と割り切り、深入りしない

愚痴やネガティブなことは、話すことで気分がスッキリしたり、気が紛れたりすることもありますよね。
ただし度を越してしまうと、嫌われたり、同じくネガティブな人しか寄ってこないような状態になったりするので気をつけましょう。

人はどうしても自分と他人とを比べてしまいがち。
お互い干渉しすぎないことも、嫉妬心を生まないためのコツです。良くも悪くも「目立たない」ことや、ほどほどの付き合いをすることを心がけると、気が楽ですよ。

女性だけの職場に限らず、男性・女性のどちらも、職場で悪口を言われたり無視されたりすることはありますよね。
こちらの記事では、女性に限らないケースで解説しています。参考にしてください。

職場での怖い嫉妬!嫉妬する人の心理と対処方法を紹介します

女の職場は怖い!悪意はしたたかに受け流して、無難に過ごしましょう

女性の職場によくある、悪口や嫌がらせ、無視といった行為。
これらは主に、劣等感の強い人による嫉妬や見下しの感情から生まれています。

自分がターゲットにされてしまった場合、1番の対処法は「相手にせず受け流す」こと。

悪意ある相手に正論で向き合っても、状況を悪化させてしまいがちです。
「かわいそうな人」「世の中にはいろんな人がいるんだな」と考えるようにし、少し距離を置きましょう。
受け流せず強いストレスに耐えられない人は、体と心が壊れてしまう前に、転職を考えるのもいいかもしれませんよ。

 

タイトルとURLをコピーしました